
生徒
「縛り」にとっても興味持ちました。なにから始めればよいでしょうか?

先生
「縛り」と一口に言ってもいろいろな目的があるから、まずは自分の目的や目標がなんとなくでもわかるとよいと思う。

生徒
目的ですかぁ??

先生
たとえば、興味を持ったキッカケはなにかあるのかな?
この記事では実際の縛り方などを教える情報は記載しておりません。
記事の内容は縛り方以前の心構えの類の話になります。その点をあらかじめご了承下さい。
この記事はこんな方にお勧めです
- 縄に触ったことのない初心者の方
様々なキッカケで興味をもたれることでしょう。
むしろ明確なキッカケが「これ」ってない場合も多いかと思います。
実際にしばらくやってみて、「これが好きかも」と新たな発見をする人もいらっしゃると思います。
皆さんが緊縛を行う理由や目的は実に多彩で、個人や文化、文脈によって異なります。ここでは、いくつか代表的な例を挙げます。いろいろな目的があることを知って頂ければと思いご紹介します。
- 性的な興奮:
一部の人々にとっては、緊縛は性的なフェティシズムの一環として行われます。身体の拘束感や他者への委ねる感覚が性的興奮を引き起こす場合があります。双方の同意と信頼関係が重要です。
いわゆる「エロ(ティック)緊縛(縄)」と呼ばれるジャンルで、性的な興奮や快感を追求するための緊縛。身体の性感帯を刺激したり、縛られることによる心理的な興奮を楽しむことが目的です。このジャンルでは、縛ること自体が性的なプレイの一部となります。 - サディズムとマゾヒズム:
BDSM(ボンデージ、支配と服従、サディズムとマゾヒズム)の文脈で、主に「責め縄(SM緊縛)」と呼ばれるジャンルがこれにあたります。 - 支配と服従の関係性:
BDSMの文脈のうち、とくにDSで、緊縛は支配と服従の関係を強調するために使用されることがあります。縛る側と縛られる側の役割を明確にし、相互の信頼とコミュニケーションが求められます。 - 精神的・感情的な体験:
緊縛を精神的な解放感やリラックス効果を得るために行う人もいます。縛られることで心理的な開放感や安心感を感じることができるため、ストレス解消や内省の一環として行われるのです。
このジャンルは、ヒーリング的な緊縛で「癒し縄(緊縛セラピー)」や「自縛(セルフボンデージ)」と呼ばれています。 - 芸術・パフォーマンス:
緊縛は視覚的に美しい形やパターンを作り出すため、アートの一環として行われることがあります。肉体的個性を強調することも良く行われる手法です。写真撮影や舞台パフォーマンスなどで、緊縛の美しさと技術を表現する目的で行われます。 - 自己表現:
緊縛は自己表現の手段として行われることもあります。独自のスタイルや技術を駆使して、自分自身や他者に対するメッセージを伝えるための手段となります。 - 文化的・歴史的な意味合い:
日本の伝統文化の一部として、緊縛が行われることがあります。
捕縄術、古典緊縛の研究などがその一例です。 - 教育・トレーニング:
緊縛の技術を学ぶために、ワークショップやトレーニングセッションが行われることがあります。技術の向上と安全性の確保を目的として練習を重ねます。
いずれの理由や目的においても、複数の目的が複合することが多いようです。
そして、それぞれのジャンルには独自の目的やスタイルがあり、個々のニーズや興味に応じて選ぶことが出来きると良いでしょう。
そのためには、情報収集と実際に縄会、講習会などに足を運んでみて欲しいと思います。
新しい出会いがきっとあります。
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