
緊縛技術の言語化に関心が高い何人かの生徒さんと出会いまして、下書きに埋もれていたこの記事を公開しようと思い立ちました。
こんにちは、皆さん!今日は、緊縛技術を言葉で表現しやすくするための「SECIモデル」についてお話ししましょう。難しい言葉が出てきますが、わかりやすく説明していきますので安心してくださいね。
SECIモデルって何?
まず、「SECI(セキ)モデル」とは何かを簡単に説明します。これは、日本の経営学者である野中郁次郎先生が提唱した知識創造のプロセスを表すモデルです。SECIとは以下の4つのプロセスの頭文字を取ったものです。
- Socialization(共同化): 暗黙知(言葉にしにくい知識)を共有すること。
個人の暗黙知をチームの暗黙知にします - Externalization(表出化): 暗黙知を言語化(形式知)すること。
チームの暗黙知を個別の形式知に - Combination(連結化): 形式知を組み合わせて新しい知識を作ること。
個別の形式知を体系的な形式知に - Internalization(内面化): 新しい知識を実践し、個人の暗黙知に変えること。
体系的な形式知を個人の暗黙知へ
では、このSECIモデルを使って、緊縛技術をどのように言語化し、共有していくかを見ていきましょう。
1. Socialization(共同化)
緊縛の技術は、実際に体験することで初めて理解できる部分が多いですよね。ワークショップ(講習とは違い、参加者が主体的に取り組む形式のこと)や練習会で他の縛り手と一緒に練習することで、暗黙知を共有します。例えば、手の動かし方や縄の感覚、力の入れ方など、言葉では伝えにくい細かい部分を体で覚えていきます。

ここで私が大事だと思うことは、模倣です。
それも、所作の模倣がとても重要です。
2. Externalization(表出化)
次に、その体験を言葉にしてみましょう。例えば、「手首を縛るときには、受け手の手が痛くならないように、縄の位置を調整する」といった具体的な説明をします。これにより、他の人もその技術を理解しやすくなります。書くということが、暗黙知を形式知に変換します。

Xにメモしてくれる生徒さん、noteを書いてくれる生徒さんなど、公開してくれている人、非公開でメモを残す人、それぞれのやり方で構いません。ぜひメモを残してください。
3. Combination(連結化)
この段階では、他の人が言語化した技術と自分の知識を組み合わせます。例えば、「Aさんのやり方とBさんのアドバイスを組み合わせてみよう」といった感じです。これによって、さらに進化した技術を生み出すことができます。

私個人としては、いまこの段階にあるイメージです。
いままでは、暗黙知での共有がメインでした。
4. Internalization(内面化)
最後に、新しい知識を実際に使ってみます。何度も練習することで、その技術が自分のものになり、再び暗黙知として蓄積されます。このサイクルを繰り返すことで、緊縛技術がどんどん進化していくのです。
おわりに

ちょっと硬い話しになってしまいましたが、個人的にはお茶や食事、飲食をしながらリラックスした状態での雑談がめちゃくちゃ大事だと考えていて、そのための食べログチェックは欠かせません。だから平日夜の講習も良いけど、土日祝日などの日中の講習からのお疲れ様会が大事なんですよね。
SECIモデルを使うことで、緊縛技術をより多くの人と共有し、進化させることができます。ワークショップや練習会での体験を言葉にし、それを基に新しい技術を生み出し、実践を通じて自分のものにしていく。これが、緊縛技術の言語化と進化のプロセスです。
これからもお互いに学び合い、素晴らしい緊縛の世界を広げていきましょう!質問や感想があれば、ぜひコメントしてくださいね。
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