HSPとHSS 感受性と刺激追求

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こんにちは!今回は、HSP(高感受性者)とHSS(高刺激追求者)についてお話しします。これらの特性を持つ人々は、緊縛の世界でも独自の視点と体験をもたらしてくれます。それぞれの特徴を理解することで、より良いコミュニケーションと関係構築ができるようになるでしょう。

先生
先生

相手の事(感じ方、考え方)を知る上での視点の一つとして紹介します。
私はよく、「辛いラーメンの話し」に例えてお伝えしています。

HSP(高感受性者)とは?

HSPは、外部からの刺激に対して非常に敏感な人々を指します。彼らは、音、光、匂い、感情などの細かい変化に敏感に反応しやすく、深い感情を持つことが多いです。

アメリカでは5人に1人と言われていますが、日本ではさらに多いとも言われています。先天的に恥ずかしがり屋とか内向的とか怖がりと混同されがちですが、それとは一線を画す、気質であると言われています。

先生
先生

セロトニントランスポーター遺伝子が関係しているという説があります。

この遺伝子型を持つ者の割合は国や民族によって異なるそうで、日本人ではSS型が最も多く、全体の68.2%。そして「SS型」の遺伝子を持っている人は不安を感じやすい人と言われています。とくに北日本の日本海側の地域に住む人がセロトニントランスポーター遺伝子SS型を有する割合が多いそうです。

HSPの特徴

  • 刺激に対して敏感
  • 深い感情と共感能力
  • 創造的で直感的
  • 過度に刺激されやすい

HSS(高刺激追求者)とは?

一方、HSSは新しい経験や刺激を求める人々を指します。彼らは冒険心が強く、新しい挑戦やスリル(肉体的、社会的、法的、経済的なリスクを負うことなど)を楽しむことが多いです。

HSSの特徴

  • 新しい経験を求める
  • 冒険心が強い
  • リスクを厭わない
  • 刺激を楽しむ

HSPとHSSの組み合わせパターン

HSPとHSSの特性は対極にあるように見えますが、これらが組み合わさることもあります。以下に、HSPとHSSの組み合わせパターンをいくつか紹介します。

1. ピュアHSP HSP/非HSS

特徴

  • 完全にHSPの特性を持ち、外部の刺激に対して非常に敏感
  • 静かで穏やかな環境を好む
  • 深い内省と感情の豊かさ

内省的で、静かな生活を好む。衝動的でなく、あまり危険を冒したがらない。

2. ピュアHSS 非HSP/HSS

特徴

  • 完全にHSSの特性を持ち、新しい刺激や冒険を追求する
  • 活動的でリスクを楽しむ
  • 刺激が少ないと退屈を感じやすい

好奇心に満ち、やる気があり、衝動的で、すぐに危険を冒し、すぐに退屈する。与えられた状況の微細なことにあまり気づかないし、興味もない。

3. HSP-HSSミックス  HSP/HSS

特徴

  • 両方の特性を持ち、刺激に敏感でありながら新しい経験も求める
  • 新しい挑戦を楽しむが、過度の刺激は疲労を引き起こすことも
  • 内省と冒険心のバランスを取る必要がある

強い刺激をうけると、そのことによって容易に圧倒されるが、同時に飽きっぽい。移り気。HSPの敏感さとHSSの衝動性の両方をもつため、神経の高ぶりの最適レベルの範囲が狭い。新しい経験を求めるが、動揺したくないし、大きな危険は冒したくないのである。あるHSP/HSSの人によると「いつもブレーキとアクセルの両方を踏んでいるような気がする」そうです。

4. 中間型  HSP/HSSバランス型

特徴

  • HSPとHSSの特性が均等に存在し、バランスの取れた性格
  • 刺激に対する敏感さと冒険心の両方を持つ
  • 状況に応じてどちらの特性も発揮できる

5. どちらでもない 非HSP/非HSS

それほど好奇心もなく、内省的でもない。あまりものごとを考えることなく淡々と生活している。

HSPとHSSを理解することで得られること

緊縛の世界では、受け手や縛り手が持つそれぞれの特性を理解することが重要です。HSPの人々は細かい感情や感覚を大切にし、緊縛の微細な部分に感動することがあります。一方、HSSの人々は新しいポーズやチャレンジングな技術に興奮を覚えるでしょう。

このように、人はそれぞれ感じ方、考え方が違って当たり前で、それぞれの個性を尊重し受け止めることが大切なんだと思っています。

まとめ

HSPとHSSは、一見対極にあるように見えますが、それぞれが持つ特性を理解し、受け入れることで、より深い理解と豊かな体験が得られます。皆さんも、自分やパートナーがどの特性を持っているのかを知り、お互いの特性を尊重し合いましょう。

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