この記事は古い記事を元にしています。吹き出し内容は、加筆部分です。
また一部記事は全体的に表現を整えるなどしています。
みなさん、こんにちは!今日は、緊縛講習の楽しみ方について、自動車運転免許教習所を例にとってお話しします。
運転免許教習所では、新しい技術を学ぶ楽しさがあります。何よりもクルマを運転できるようになれるっていう期待でわくわくでしょう。運転の基本や交通ルールを習得し、安全に道路を走るためのスキルを身につけます。でも、教習所では「誰かとドライブする楽しさ」や「同乗者との楽しい時間の過ごし方」までは教えてくれません。楽しいドライブには、技術だけでなく、同乗者とのコミュニケーションや雰囲気作りも大切です。
これを緊縛に置き換えてみましょう。緊縛講習では、新しい技術や基本的な縛り方を学ぶことができます。しかし、「パートナーと楽しむための技術」や「官能的な緊縛の方法」までは教えてくれないことが多いです。特に一般的なグループレッスンでは、その場にいる参加者同士でペアを組むことが多く、不快さを感じない距離での接し方に焦点が当てられます。
カップル向けのグループ講習も存在しますが、参加者全員に同じ内容を教えるため、プレイ的なことはほとんど教えません。また、カップルでの参加を好まない人もいます。パートナーにネタばれしたくないという理由からです。
これが、「講習縄」と呼ばれるものです。「講習縄」の特徴は、手順にばかり気を取られ、決まった形を完成させることが最重要課題になりがちです。そのため、遊びが少なく、縛りにリズムがなく、パートナーは退屈してしまうことがあります。まるで「私はマネキンじゃないのよ!」と言われるかのように感じさせてしまうことも。
では、どうすればいいのでしょうか?トルソーを使って練習するのも一つの方法ですが、私はあまり推奨しません。人形で練習すると、実際に人を縛るときに扱いが雑になる傾向があるからです。人を縛る目的である以上、最初から人を相手にするべきだと考えます。
緊縛で本当に楽しむためには、技術以外にも覚えるべきことが多いです。まずは、不快にさせないマナー。そして、望ましい指使いや縄捌き、さらに気持ち良い心地よい縛り方を学ぶことが重要です。「講習縄」の対極にあるものを、一般的には「プレイ縄」と呼ぶのだと思いますが、私は「官能縄」「癒し縄」と呼ぶことにしました。

グループレッスンでも「癒し縄」系の技術ならば問題なく教えられると思っています。さらに「官能縄」についても、そのセオリーについては可能であろうという考えです。
これから緊縛を学ぶ皆さん、楽しむための技術を身につけて、素敵な時間をパートナーと過ごしてくださいね!
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