緊縛の練習頻度

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先生
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初回の講習のとき、本結びを教えるのですが、帰ったその日のうちに復習するとかしないと、翌日にはおぼつかなくなることが多々あります。

こんにちは、まるです!今日は「忘却曲線」に基づいた緊縛の覚え方と練習頻度についてお話しします。緊縛の技術を確実に身につけるためには、適切なタイミングで練習を繰り返すことが重要です。では、早速見ていきましょう!

忘却曲線とは?

まず、忘却曲線について簡単に説明します。忘却曲線は、ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した理論で、時間の経過とともに記憶がどのように忘れられるかを示しています。一般的に、新しい情報は時間とともに急速に忘れられ、その後の忘却速度は徐々に緩やかになります。

忘却曲線に基づいた練習の重要性

緊縛の技術を習得するためには、忘却曲線を考慮して効果的に練習を行うことが大切です。適切なタイミングで復習を行うことで、記憶が強化され、長期的に保持されるようになります。

カナダのウォータールー大学の研究

カナダのウォータールー大学の研究によれば、1時間の講義内容について学んだ内容を100%とした場合、2日目には50%〜80%が失われ、1か月後には約2%〜3%までに減ってしまいます。

しかし、学習してから24時間以内に10分かけてレビュー(復習)すると、曲線がほぼ100%に戻ります。そして次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶がよみがえります。その次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶は復活します。

具体的な復習タイミングは以下の通りです:

  1. 学習後24時間以内に10分の復習:最初の復習で記憶をほぼ100%に戻します。
  2. 1週間以内に5分の復習:短時間の復習で記憶を維持します。
  3. 1か月以内に2〜4分の復習:再度の短時間の復習で長期記憶を強化します。

逆に、1か月ぶりの講習が唯一の復習では、記憶が2〜3%に減少しているため、とても効率が悪くなります。講習と講習の間に、いかに復習(練習、遊び)が大事かというお話です。

効果的な練習頻度

忘却曲線とウォータールー大学の研究に基づくと、次のような練習頻度が推奨されます:

初回学習後の復習

  • 24時間以内に10分:初回学習後の24時間以内に10分の復習を行います。この時点での復習が、記憶の定着に大きく寄与します。

継続的な復習

  • 1週間以内に5分:次に、1週間以内に5分の復習を行います。これにより、忘却を防ぎます。
  • 1か月以内に2〜4分:1週間後の復習の後、1か月以内に2〜4分の復習を行います。これにより、長期的な記憶が形成されます。

緊縛の具体的な練習方法

実際に緊縛の技術を習得するための具体的な練習方法をご紹介します。

基本の縛りを反復練習

  • 基本の縛り:基本的な縛りを何度も練習します。初回学習後の復習を忘れずに行いましょう。
  • 結びのTDS:結び目についてと同様に緊縛のTDSという概念を推奨しています。段階的に効率よく練習(復習)しましょう。

フィードバックを活用

  • パートナーのフィードバック:練習相手からのフィードバックを積極的に活用します。フィードバックを受けることで、技術の改善点が明確になります。
先生
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トルソーと呼ばれれるマネキン同様の人形での練習方法もありますが、私はあまりお勧めしません。とくに初心者の場合は、自分の身体を使った方が良いと思っています。基本の結び、留めなどは工夫次第で自分の身体を使って練習できます。

記録をつける

  • 練習日記:練習内容や感想を記録しておくことで、自分の成長を確認できます。忘却曲線に基づく復習のタイミングを把握するのにも役立ちます。

まとめ

忘却曲線とウォータールー大学の研究に基づいた練習頻度を守ることで、緊縛の技術を効果的に習得できます。初回学習後の24時間以内、1週間以内、1か月以内に復習を行うことで、記憶が強化され、長期的に保持されるようになります。皆さんもこの方法を取り入れて、楽しく緊縛の技術を向上させていきましょう!

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