この記事は古い記事を元にしています。吹き出し内容は、加筆部分です。
また一部記事は全体的に表現を整えるなどしています。
こんにちは、緊縛の魅力についてお伝えしたい「まる」です。
今日は、緊縛とオーガズム、そしてエクスタシーの違いについてお話しします。これを理解することで、緊縛の体験をより深く、豊かにすることができるのではないかと思っています。
まずは言葉の定義から始めましょう。
オーガズム(Orgasm)
性的快感の最高潮、つまりクライマックスのことを指します。デジタル大辞泉によれば、これは性的な絶頂感を意味します。
エクスタシー(Ecstasy)
快感が最高潮に達し、無我夢中の状態になること。これも絶頂感の一種ですが、必ずしも性的なものだけではなく、宗教的儀礼などでも体験されることがあります。ギリシャ語の「魂が現象界の外に出る」という意味に由来しています。
これらの定義を踏まえて、緊縛におけるエクスタシーの体験について考えてみましょう。
縄エクスタシーの体験
ある女性が「もう一人の自分が上から見ている感覚」と表現したことがあります。これはまさにエクスタシーと言えるでしょう。オーガズムが性的快感の絶頂である一方、エクスタシーは魂が現象界の外に出るような感覚です。この感覚を「縄エクスタシー」と呼ぶことにしましょう。もしかしたら、これは浮遊感の延長なのかもしれません。
興味深いことに、この女性は緊縛において、セックスのときの快感とはまったく異なる快感を感じると言っています。彼女は、エロ縄(性的に刺激的な緊縛)よりも、被虐を感じる責め系の緊縛を好むようです。つまり、縄エクスタシーを感じるためには、必ずしもエロ縄が必要ではないということのようです。
オーガズムとエクスタシーの違い
このようにオーガズムとエクスタシーは全く違う概念とするのが自然だと思います。緊縛はその違いを体感しやすい方法の一つのようです。また興味深いのは、クリイキ(外イキ)と中イキ(Gスポットやポルチオでのイキ)がそれぞれ異なる快感であるとのことでした。さらに乳首イキはクリイキに近いそうで、そのあたりは乳首とクリ(性器)の体性感覚野が近いという話しから納得します。エロ縄はオーガズムに近く、多幸感が感じられるポルチオ性感は、縄エクスタシーに近いとこの女性は話していました。
感じ方は十人十色
いずれにしても感じ方は人それぞれです。誰かの感覚が似ていることはありますが、同じ言葉で表現されていても、同じ感覚を感じているとは限りません。この話はある女性の個人的感想に過ぎません。それは赤という色の名前で連想する色彩が、人それそれで違うのと同じだと感じています。
セックスと緊縛の楽しさ
セックスや緊縛において、最も大事なのはお互いが「楽しかった(あるいは、幸せ)」と感じることではないでしょうか?多くの男性はオーガズムを射精のよって経験しますが、イケない女性も多いといわれています。オーガズム至上主義には疑問ですが、オーガズム中に感じる「謎の感覚」が解明されることで、イケない女性の治療に役立つかもしれません。また、間違ったテクニックなどは百害あって一利なし。正しい知識や技術を身につけて、お互いの関係を豊かにすることを大切にしたいものです。
最後に
緊縛でもセックスでも、お互いの体と心を理解し、思いやりを持って接することを大切にしたいです。性生活や性的嗜好はお互いの努力で豊かになるものですので、率直に話し合うことをお勧めします。聞き合い、伝え合うということが出来る関係を築けるというのは、人生をとても豊かにしてくれます。

今回の記事は、性的側面にフォーカスした感が強いですが、そもそも性的なことも相手や場所を選べばもっとオープンに話してよいと考えています。
一方で嫌悪感を持つ人もいます。そのあたりとてもデリケートな部分ではあります。
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